「みなそこにいて」

あらすじ

とある市営住宅の一室で、小さい子どもが栄養失調で病院に搬送された。同日、子どもの母親は保護責任者遺棄の容疑で逮捕されている。

事件のあった部屋の上階で、生出淳は生活していた。

彼は先日逮捕された津田明音と幼馴染で、今回事件の通報をした張本人だ。警察の事情聴取などを受け日々を過ごす彼のもとに、妹の若葉が訪れる。

明音の生活に、果たして何があったのか。

かつての明音を知る淳と若葉、担当刑事の森永はそれぞれ探り始める。

「そこにかえりて」

あらすじ

宮城県涌谷町。新町にある古い一軒家。この家では、菊池昭平が半年前に孤独死をしている。

昭平の娘の七海は遺品整理のため、従妹たちと涌谷に訪れている。昭平が遺した酒や碁盤、写真やレシートの束。その生活の跡を確認するにつけ、七海は少し、ぞわりとする。

私は父の事を、ちゃんと愛していたのだろうか。宮父の死を聞いたときから、心に蓋をしたようなそんな感慨があった。何もわからないまま、父の生活の跡を今もただ、処理をしている。

出演

池ノ内赤人（りこりた）

秋田谷灯夏

吉川楓（宮城学院女子大学演劇部）

くみず（りこりた）

千石すみれ

（三桜OG劇団ブルーマー/cocoro-mille）

出演 

小池静香（ろくがつ企画/cocoro-mille）

盛ゆうじ（海原の蛙ども）

嶋貫綾香（劇団うさぎ112kg）

羽賀彩乃（りこりた）

スタッフ

作・演出　名塚かずや

宣伝美術　安藤泳法